あまり飛行機に搭乗しない人にとってマイル稼ぎの切り札的存在と言えるANAカード。ここではANAカードについて考えてみたいと思います。
1.基本
まずは年会費から。下記のようになっています(税込み)。
年会費 | 家族会員1人当たり年会費 | |
一般カード | 2,100円 | 1,050円 |
ワイドカード | 8,662円 | 1,575円 |
ワイドゴールドカード | 15,750円 | 4,200円 |
ダイナースカード | 22,050円 | 6,300円 |
なお、一般カード・ワイドカード・ワイドゴールドカードには、JCB・VISA・MASTERカードがあります。また学生カードは18歳以上25歳未満の学生が加入でき2005年3月31日までに加入すると在学期間中は年会費が無料になるキャンペーンをやっています。
次にサービスです。
・全てのカードに付帯しているサービス
・一般カードに付帯しているサービス
・ワイドカード・ワイドゴールドカード・ダイナースカードに付帯しているサービス
2.どのカードがお徳か
どのカードに加入すればよいかは、カード利用の方法によって変わってくると思います。ここでは、このような使い方をする人はどのカードがお徳かを考えてみたいと思います。なおここでは比較的加入条件が緩やかな一般カードおよびワイドカードを中心に考えてみます。
・一般カードがお得なタイプ
このタイプに当てはまる人は一般カードがお得と考えられます。
ANAカード利用額が年40万以下の人ですが、年40万円の利用ですと1年間で4,000マイル獲得でき、カード更新時マイルとあわせて3年間で15,000マイル獲得となります。15,000マイルで国内線無料航空券獲得ですので、3年かけてマイルをためることになれば、できるだけ年会費が安いほうがトータル的に考えてお得だと考えられます。140万円以上使う人はカード更新時マイルとあわせて15,000マイル獲得できるため、カード更新時マイルが少ない一般カードでも十分特典を利用できます。
海外旅行に年2回以上は行かない人ですが、一般カードでも最高1,000万円海外旅行傷害保険がついてきます。ANA一般カードとあわせてもワイドカードの年会費よりは安いです。
旅先でANAホテルズに宿泊しない人ですが、これはワイドカード特典の朝食・ウェルカムドリンクサービスを使わないので、無理してワイドカードに入る必要はないと思います。
・ワイドカードがお得なタイプ
このタイプに当てはまる人はワイドカードがお得と考えられます。
とにかくマイルをためたい人ですが、一般カードと比較してカード更新時マイル1,000マイルの差がやはり大きいと思います。1,000マイルを6,562円で稼ぐのは何かの加入等による期間限定のボーナスマイル以外にはちょっと稼げないと思います。その他搭乗のたびにもらえるボーナスマイルも一般カードでは10パーセントですが、ワイドカードですと25パーセントと差がつきます。マイルをためたい人にとっては魅力的なサービスがワイドカードにはあります。
海外旅行に年2回以上行く人ですが、海外旅行中にもし怪我等をしたとき一般カードですと全日空便に限定でしかも最高1,000万円なのに対し、ワイドカードでは航空会社の制約がなく最高5,000万円の保障がついてきます。また日本語救急サービスやキャッシュレス・メディカルサービスが受けられるなど海外旅行中の怪我等には威力を発揮します。
旅先でANAホテルズに宿泊する人ですが、これはワイドカードですと朝食・ウェルカムドリンクサービスが受けられますので、これだけでも1泊2,000円以上はしますので、3泊すれば年会費の差は埋まります。
なお、ワイドゴールドカード(ダイナースカード)ですが、一定の条件をクリアしていれば加入できます。ワイドカードのサービスに加えて最高5,000万円の国内旅行傷害保険が自動付帯されており、カード会社のゴールドカードサービスも受けられますので、条件がクリアされている人であれば検討の価値があると思います。また学生カードは学生であれば加入しても損はありません。学生の人はできれば加入したほうがいいでしょう。
3.使い方あれこれ
せっかくANAカードを作ったのですから、使わなければもったいないです。そこでここでは使い方について考えてみたいと思います。
・ショッピングアルファ加盟店で利用する
ショッピングアルファとは普通100円1マイル換算なのですが、それに加えて加盟店で購入すると100円1マイル自動的に積算されるというものです。何の手続きもなく自動的に積算されるため、これを利用しない手はありません。ちなみに私の場合は、航空券はチケットレスサービスを、本は西武百貨店の本屋で、メガネはメガネスーパーで、長距離電話はAT&Tを利用するようにしています。
・電話代もカードで払う
現在は電話代もクレジットカードで払える会社もあります(固定電話では日本テレコム・KDDI・東京電話・フュージョン・コミュニケーションズなど。NTTは支払えません)。電話代は毎月3,000円以上は支払うものですので、毎月続けると結構な支払額になり、マイルも積算されます。
・毎日の買い物もカードで
毎日の食事の買い物をカードが使用できるところで買っている人はぜひクレジットカードで買い物をして下さい。結構な支払額になり、マイルも積算されます。
・コンビニはカード利用可能なチェーン店で
ローソン・サンクス・ミニストップではクレジットカードが使用できます。
・JRの切符もカードで購入する
JR東日本・西日本・北海道ではみどりの窓口で一般のカードが使えますので、沿線に住んでいる方は切符もクレジットカードで買えばマイルも積算されます。それ以外に住んでいる人は旅行会社で購入すればクレジットカードが使用できます。
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